命日の過ごし方はどうすればよい? 供養の方法は?
「命日」は残された家族や生前親交のあった方たちが故人のことを思い出しながら、その面影を偲ぶ大切な日です。遠方に暮らしていたり、忙しかったりで普段なかなか集まることができない方もいらっしゃるかと思いますが、一年に一度の命日にはご先祖様や大切な故人のために、心を込めて供養しましょう。そこで今回は、命日の過ごし方と供養の方法について詳しく解説していきます。
命日とは
命日は「故人が亡くなった日」のことですが、亡くなった日と同月同日のことを「祥月命日(しょうつきめいにち)」、それ以外の月の同日を「月命日」と言います。例えば、亡くなったのが12月10日だった場合、毎年12月10日が祥月命日、12月以外の月の10日が月命日になるわけです。また、祥月命日には一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、三十三回忌、五十回忌と続き、追善法要や年忌法要を行います。一般的には三十三回忌か五十回忌を年忌の最後である「弔い上げ」とすることが多いようです。
祥月命日の過ごし方と供養の方法について
祥月命日の過ごし方や供養の方法は、お住いの地域や宗派によっても異なり、また年忌ごとにその内容が変わります。ここでは一般的な流れについて詳しく解説していきます。法要を実施する(一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌など)
仏教では、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌など一定年数ごとに、故人やご先祖様に対して冥福を祈り供養する「追善法要」や「年忌法要」が行われます。法要では近親者を招いてお寺や墓前で僧侶に読経をしてもらうのが一般的です。宗派によっては三十三回忌を法要の最後とする場合と、五十回忌を最後とする場合があります。>>関連記事「遺族が行うべき四十九日法要の準備」 閲覧はこちら
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お墓参りへ出向く
祥月命日にはお墓参りをしましょう。遠方に暮らしていて頻繁にお墓参りをすることが難しい場合でも、祥月命日には家族が揃ってお参りするのが理想的です。命日が平日などでどうしても当日にお墓参りが難しい場合は、週末などにずらしても問題ありません。>>関連記事【お墓のタブー】 こんなことしていませんか? お墓参りに関する5つの “ない” をご紹介 閲覧はこちら
卒塔婆供養を行う
祥月命日には、法要に合わせて卒塔婆供養をすることもあります。以前から立ててある卒塔婆がたまっていたり、古くなったりしている場合には、お寺に依頼してお焚き上げをしてもらいましょう。>>関連記事「卒塔婆供養とは? その意味と費用について解説」 閲覧はこちら
月命日の過ごし方について
月命日には、故人が好きだった果物やお菓子、お酒、お花などのお供え物や線香を仏壇に供えましょう。故人のことを思いながら仏壇の前に座って手を合わせ、近況報告などをします。時間に余裕がある時は、お墓参りをしても良いでしょう。月命日には、仏壇にお供え物をして手を合わせ、一年に一度訪れる大切な人の祥月命日には、上記の内容を参考にして心を込めて供養しましょう。
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