お墓は「次の世代へと受け継いでいくもの」。
何十年、時には何百年と使用されることもありますよね。
長く綺麗な状態を保つためには、長年住んでいるお家と同じように定期的なメンテナンスが必要です。
この記事では、お墓のメンテナンスを行う適切なタイミングや、お墓のお悩みを解決し「墓じまい」を回避できるかもしれない「お墓のリフォーム」について解説します。
お墓にも「健康診断」が必要?適切なタイミングとは
お墓も雨風や年月によって少しずつ経年変化が起こります。そのため、まずは建立してから5年ほど経過したタイミングで石材店にお墓の状態を見てもらうとよいでしょう。その後も15年〜20年に1回程度は、石材店による「お墓の健康診断(状態チェック)」を受けていただくのがおすすめです。
【おすすめのタイミング】
- 親戚が集まる時期(お盆やお彼岸など) 皆様でお墓の状態を確認し合うのに良い機会です。
- 新しい仏様をご納骨する前 ご納骨や戒名の追加彫刻を行うタイミングで、事前にお墓の点検・清掃を兼ねてご相談いただくケースが非常に多くなっています。
「お参りが大変だから墓じまい」とあきらめる前に
近年、年齢を重ねて「お墓の草むしりが大変」「お墓の老朽化がひどい」などといった理由から、「墓じまい」を検討される方が増えています。
しかし、墓じまいをして新しい納骨先(樹木葬や納骨堂など)を探すとなると、解体・撤去費用や新しい施設の契約などでまとまった費用がかかってしまいます。 実は、こうしたお参り時の負担の多くは、数万円〜数十万円程度のお墓のリフォームで解決できることが多々あります。「リフォームでこんなに快適になるなら、墓じまいしなくて済んだ」と安心されるお客様も非常に多いのです。
よくあるメンテナンスとリフォームの事例
実際にどのようなご依頼が多いのか、代表的な例をご紹介します。
1. 備品の交換やズレの補修(メンテナンス)
- 目地(石のつなぎ目)の補修: 囲いの石や本体がずれていたり、つなぎ目のセメントが剥がれ落ちている部分を直します。
- 備品の交換: 昔のプラスチック製のお花立て(割れて水が漏れてしまうもの)を丈夫なステンレス製に交換したり、傷んだ線香立てを新調します。
- 玉砂利の補充: 敷地内の玉砂利は、長年の草むしりなどで少しずつ土に沈んで減っていくため、新しい石を足して景観を整えます。
2. 「雑草対策」と「バリアフリー化」
- 防草施工(雑草対策): 「お参りのたびに草むしりをするのが辛い」という方に人気のリフォームです。特殊な土や防草シートを使用し、玉砂利の下から草が生えにくい状態を作ります。
- バリアフリー化: お墓の区画に入る際の階段などの段差をなくし、車椅子の方やご高齢の方でも安全・快適にお参りできるように改善します。
3.地震対策
- 免震施工: 建立当時にはなかった最新の免震技術(阪神・淡路大震災クラスの揺れを再現した実験に耐えた工法など)を取り入れ、地震に強いお墓へと改修します。
4. 墓石クリーニング・コーティング
- クリーニング: 長年の汚れを落とし、建立時のように表面をピカピカに仕上げ直します。
- 磨き直し: お墓を解体して工場にて表面を薄く削り、その後磨きをかけます。
- 墓石コーティング:石材劣化の原因となる水分、塩化物、酸性物質などが表面の微細な孔に入り込まないようコーティングします。クリーニングや磨き直しによって綺麗になったお墓をピカピカのまま維持できます。
5.お墓の文字の変更
最近特にご相談が増えているのが、一番上の石(軸石/棹石/竿石)に彫られた文字を変更するリフォームです。 例えば、「〇〇家之墓」という文字を、「ありがとう」「絆」といったメッセージや、「南無阿弥陀仏」などの名号に変更します。
お早めのご相談で、快適なお盆・お彼岸を
お盆やお彼岸にお墓参りに行って不具合に気づく方が多いため、それらの時期は石材店へのご相談が集中します。快適にお参りいただくためにも、可能であればお盆やお彼岸の前に一度お墓へ足を運び、状態をチェックしてみてください。
少しでも「ここが気になる」「一度点検してほしい」という箇所があれば、早めに石材店に相談してみましょう。
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