- Q19. 墓石にはどのような様式がありますか?
- Q20. 墓石選びのポイントを教えてください。
- Q21. お墓っていつ建てたらいいの?
- Q22. お墓を注文する時に決めることは?
- Q23. 墓石建立の際用意するものは?
- Q24. お墓の手入れはどうすればよいのでしょうか?
- Q25. お墓掃除のコツは?
- Q26. お墓に刻む文字に決まりはあるのでしょうか?
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- 19. 墓石にはどのような様式がありますか?
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大別すると和式と洋式の2種類です。
最近では洋式に加えてカロート式、オリジナル墓石なども増加傾向にあります。
和式は、各地域によって少しずつ形態が違います。近畿内でも大きくは三つに分けられます。
まず大阪型、神戸型、京都型です。
これについては、写真をご参照下さい。
又、宝篋印塔、五輪塔など供養塔もあります。
その他、卵塔、宝塔などの形態があります。
それぞれお墓を建てる意味が違いますので、よく係員にご相談ください。
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- 20. 墓石選びのポイントを教えてください。
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外国からも多くの石が輸入され、国産の石を含めると、お墓に使う石の種類は100種類を超えます。墓石として最も多く使われている石は、花崗岩(俗称・御影石)で、主に産地名がその商品名となっています。その中で色によって大きく、白御影石、青御影石、桜御影石、黒御影石というように選別されています。代表的なものをあげると、白御影石では岡山県産北木石、青御影石では、愛媛県産大島石、香川県産庵治石、桜御影石では、岡山県産万成石、黒御影石では、外国産が多く、スウェーデン産や南アフリカ産、インド産などがあります。お墓を建てる際は、それらの見本を見ながら墓石の石を決めていくことになりますが、小さな見本では、お墓が建った時のイメージをつかむことは難しいものです。ですから、実際にお墓として建ったものを、霊園などで案内してもらい、実物を見た上で決める方が賢明です。石は種類が多いばかりでなく、値段もさまざまです。石質が均一でキズやムラのないもの、また石目の細かいものが一般的に良いものとされています。いずれにしても、お墓を建てるということは生涯に一度あるかどうかです。その上で専門家である石材店の意見もよくお聞きになり、納得するまで検討するべきです。代々継承されるものだけに、慎重に納得いくまで検討しましょう。
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- 21. お墓っていつ建てたらいいの?
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一般的に納骨は四十九日以降であれば、特にいつするという決まりはありません。ですから墓石の建立もいつでも良いのですが、一周忌や三回忌、七回忌などの年忌法要、あるいはお盆、春秋のお彼岸、命日、祥月命日などのタイミングに合わせてお墓を建立される方がとても多いです。ただし、地方やお寺様によって風習や習慣、考え方の違いなどがありますので詳しくは菩提寺やご親族の方に確認してください。
また、公営霊園では建立の期限があります。例えば大阪北摂霊園の場合は、「許可を受けた日から使用をなさず3年を経過したとき」使用権をうばわれます。その他の公営霊園でも制限がある場合が多いので、霊園管理事務所におたずね下さい。
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- 22. お墓を注文する時に決めることは?
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ご希望・条件などお聞きすることは下記の項目です。
●宗教、宗旨、宗派など石碑建立の制約 。
●寿陵、死亡、分骨など石碑建立の目的、用途。
●墓地の広さ。
●石碑の大きさ(7型、8型、9型、10型など)
●石碑の形状(仏式、洋式、神式、カロート式、オリジナル墓石など)
●石碑の材質(白、桜、黒、赤、青など)
●文字、書体、戒名、家紋の入れ方など
●外柵、花立、霊標、灯籠、供台、物置、玉垣、植木、砂利などの付属品
●ご予算
●お支払い方法(現金、ローンなど)
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- 23. 墓石建立の際用意するものは?
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●故人の戒名、俗名、没年月日、行年
●家紋
●施主名、建立年月日の設定
●墓地の略図
●墓地永代使用許可証
●印鑑
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- 24. お墓の手入れはどうすればよいのでしょうか?
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どんな立派なお墓でも、手入れが行届いていない荒れたお墓は、見た目にもよくありません。
なによりもご先祖さまの供養のためですから、気持をこめて、ていねいに掃除したいものです。
お墓まいりの際は、線香・ローソク・花・供物だけでなく、掃除道具(タオル・ブラシ等)も忘れずに持参しましょう。
墓石は一年中、風雨にさらされていますので、ぞうきんでよく水洗いをします。お酒やコーラなどをかけると石をいためることがありますのでご注意ください。
またジュースやビールの缶を置いたままにしているとサビが付着することがありますのでご注意ください。
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- 25. お墓掃除のコツは?
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墓石表面の汚れは、水を含ませた軟らかいスポンジや布などで拭き取ってあげましょう。洗剤や硬いタワシを使うと却ってお墓を傷めてしまうので要注意です。お酒をかけることも変色の原因となりますので、もしお酒をかけた場合はたっぷりの水で洗い流してください。文字や家紋を刻んだ部分は、歯ブラシを使うと中の汚れが落ちやすいです。お参りが終わったら、墓石の表面に残った水分をきちんと拭き取っておくと、お墓がより長持ちします。ただ、どんなにきちんと手入れしていても、石はもともと自然のものですから、表面にサビや黒ズミが出てくることがあります。こうした汚れを落とすには特殊な技術が必要ですので、頑固な汚れが気になる方は加登にお問い合わせください。
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- 26. お墓に刻む文字に決まりはあるのでしょうか?
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昔からのしきたりで家名や経文、梵字を刻む場合もありますが、今日、墓石に刻む文字にとくに決まったものはありません。墓石に刻む書体にも特に決まった書体はありません。楷書体、行書体、草書体、隷書体、ゴシック体などがあります。最近では洋型やオリジナルの墓石に自由な文字や言葉を刻むことが増えています。亡くなった方の言葉、好きな文章や詩、また「愛」や「夢」といった文字を刻まれる方が増えてきました。ちなみに俳優の故・松田優作さんのお墓は背の低い洋型の墓石に「無」とだけ刻まれたシンプルなお墓。生前の松田優作さんの雰囲気を髣髴させるような姿です。いずれにしても永く残るものですから、ご家族とよく相談して決めてください。