墓石に使用されるのは主に花崗岩(御影石)と呼ばれる、風化に強く磨くと光沢の出る石材です。産地は中国やインド・ヨーロッパ・アフリカなど様々ですが、やはり日本の独特な気候に最も適しているのは国内で採掘される国産墓石です。硬くて水を吸いにくい石が良いとされていますが、墓石のデザインが多様化している近年では、赤やピンク・緑色などの色が美しい石材にも人気が集まっています。同じ石種でも品質の良し悪しがあるので、信頼のおける石材店のアドバイスを仰ぎましょう。
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墓石のデザインや大きさ、使用する石材の種類にもよりますが、お申込み頂いてから墓石が完成するまでには、およそ1~2ヶ月かかります。ここでは、墓石に使用する石材の採掘から完成までの流れをご説明するとともに、加登の石材へのこだわりをご覧頂きます。
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- 原 石
- 原石は切断して、はじめて墓石として使える石かどうかわかります。微細な傷や石目ムラがあっても、墓石には使えません。墓石用として使えるのは原石の10%ほど、庵治石に至ってはわずか5%です。
建築材にしか使用されないような質の悪い部位を墓石として安価で販売している石材店もあるようですが、加登は原石のなかでも最も優れた部位を厳選、むらがなく目の整った石材だけを使用しています。
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- 切断
- 原石を加工しやすいように大割、中割、小割の3段階で切断していきます。
硬い石材を切断するため、カッターの刃の表面には工業用ダイヤモンドを貼りつけています。
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- 加 工
- お客様とご相談して決定したプラン図面の大きさ、形に石材を加工していきます。機械を使用するとは言え細かい部分には職人の技術差があらわれます。熟練した職人を多数抱える加登ならお客様のイメージにより忠実な墓石の加工が可能です。
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- 研 磨
- 8種類の砥石を使って、荒研、中磨、本磨と3段階の工程を経て、墓石の表面をツルツルに磨きます。
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- 彫 刻
- お客様とご相談して決定した原稿に基づいて、墓石に刻む文字や模様を彫ります。加登は書家の先生が実際に筆で書いた文字を使用。コンピュータ文字では得ることのできない美しい流れと温かみが生まれます。
さらに、墓石に文字を刻むのは加登が誇るその道40年以上の熟練職人。ほとんどの石材店が機械化を推し進めるなか、書家の先生の手による文字の温かみを最大限に表現するため、職人自らの手による繊細なタッチで彫りの深さを微調整し、文字に奥行きと陰影を与えます。
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- 据付工事
- できあがった墓石を墓地に運び、正しく設置します。
手抜きの無い工事を行っている証として、加登では墓石据付工事の工程を写真におさめ、お客様にお渡ししています(一部の霊園を除く)。
お客様からの信頼を最も大切に考える加登ならではのこだわりです。
- 「産地証明書」は墓石のトレーサビリティ(石の産地からお客様に届くまでの間を証明)のために、採掘された場所、加工された場所を明示した証明書です。石にこだわる加登だからできる、オリジナルサービスです。「産地証明書」をご希望の方はお申し込みの際、是非お気軽にお問い合わせください。
- 手抜きのない工事を行っている証として、墓石据付工事の工程を写真におさめ、お客様にお渡ししています(一部の霊園を除く)。
- お客様に喜んでいただきたいから、いいお墓をつくりたいから、加登は原石にこだわります。国産の石なら、どの石切場のどこで採れた石なのか、石の品質に徹底的にこだわり、石切から加工まで一元管理。自信を持ってお客様にお届けできる石だけを提供しています。また海外の石は、石のプロフェッショナルが厳しくチェック。日本の風土に合った石だけを輸入しています。
- 墓石をご購入いただいたすべてのお客様に、加登の10年保証をお付けしています。また、さらなる安心をご提供するため、全石協(※)の10年保証も併せて発行いたします(一部の霊園を除きます)。
※全石協…全石協(全国石製品協同組合)は、経済産業省が石材業界で唯一認めた団体です。全国47都道府県の石材会社及び関連会社が結集し、強力な組織化と連携のもと石材業界の指導的役割を担うとともに、消費者ニーズへの的確な対応と石材業界の健全な発展を目指しています。